注目の書籍

好評発売中!

プロマネやってはいけない

プロマネやってはいけない
計画・管理偏
現場のノウハウが
詰まった“禁じ手集”

必聴講座ご紹介

Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代を勝ち抜く企業戦略を考える

エムオーテックス


Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代の企業インフラとユーザー環境の姿

ヴイエムウェア


Cloud Days Osaka 2012
クラウドでIT維新を〜ビジネスを加速させるベストプラクティス

アマゾン データ サービス ジャパン

情報システム

ニュース

日経SYSTEMS

「2.5Mbpsでハイビジョン映像をネット配信」--MatrixStream Technologiesが独自のIPTV技術をデモ

2006/10/04
干場 一彦=日経SYSTEMS
MatrixStream Technologies CTO(最高技術責任者)のJack Chung氏
MatrixStream Technologies CTO(最高技術責任者)のJack Chung氏
[画像のクリックで拡大表示]
専用のセットトップボックス
専用のセットトップボックス
[画像のクリックで拡大表示]

 米国・カナダに拠点を持つMatrixStream Technologiesは10月2日,ハイビジョン映像を約2.5Mビット/秒のIPネットワークで配信する技術のデモを報道陣に公開した。同社の製品で構成したシステムでは,特許出願中の「XMSトランスポート」という伝送技術を使い,インターネットによるハイビジョン映像の配信ができる。デモでは不安定なネットワークでも画像の乱れが少ないことを強調するため,無線LANによってセットトップボックスと通信した。極めて動きの激しいシーンではノイズが目に付く場合もあったが,ほとんどのシーンはハイビジョンと呼んで問題ないレベルである。静止画に近い場合は,衛星放送と見まがう画質だった。

 今回のデモは,日本市場への参入をアピールするためのもの。本拠地である米国やカナダにさきがけて,日本市場を狙うという。日本のブロードバンド・サービス契約数は今年3月に2000万を超えた。インターネットを使った映像配信事業も立ち上がってきている。ただし,いまのところ標準のテレビ画質の事業がほとんど。そこで参入機会が大きいと見ている。

 日本でも1社がハイビジョン映像事業を始めているが,その配信技術は8Mbpsのバンド幅が必要なタイプ。MatrixStream Technologiesの技術は2.5Mbpsと半分に満たない上,QoS(Quality of Service)がないベストエフォートのネットワークでも画質の劣化が目立たない。それでいて,映像信号フォーマットは1020pと解像度の高いハイビジョン配信に対応している。映像の圧縮規格であるコーデックはH.264で,音声はAC3の5.1チャンネル・サラウンドで配信できる。

 デモでは,実際に消費している帯域幅を示すために,計測ソフトで転送速度をリアルタイム表示した。変動はあるが,2.0M〜2.5Mbpsの間に収まっていた。一通りのハイビジョン映像を流したあとは,チャンネルの切り替えが早いことを示した。セットトップボックスのリモコンでチャンネルを切り替えると1秒強で,別のチャンネルに変わる。早送りや巻き戻しも可能だ。ただし,技術的な内容については,XMSトランスポートという伝送技術にあるとしか明かさなかった。

 ハイビジョン映像配信製品ベンダーとしては,映像を配信用に変換するビデオ・エンコーダからストリーミング・サーバー,端末であるセットトップボックスやPCビューア・ソフトまでをすべてを開発しているのが特徴という。約5000加入者程度をカバーできるアプライアンス・サーバー2台とセットトップボックス10台をセットにしたスターターキットが600万円。国内では富士ソフトが技術サポートを担当している。

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介