ロジテックが展示した高速電力線通信モデム
ロジテックが展示した高速電力線通信モデム
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 ロジテックは10月3日から7日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「CEATEC JAPAN 2006」において,最大伝送速度が200Mビット/秒の高速電力線通信(PLC)モデム「LPL」シリーズを展示中だ。価格は同社の無線LAN製品と同等になる見込み。2006年12月に出荷開始する。

 LPLシリーズは,100BASE-TX対応イーサネット・ポートを備えるPLCモデム。宅内の電力線を利用したLANを構築できる。製品化に際しては,三菱マテリアルの技術協力を得た。同社のブースは10月2日付けで総務省から実験用PLC設備の設置許可を取得。一般的な電力線を通じて,Webカメラから24Mビット/秒のHDTV映像をパソコンに配信するデモを披露している。

 ロジテックは,現在エレコムの傘下でネットワーク機器を中核事業の一つとしている。無線LAN製品については,法人向けの製品のみを提供中で家庭向けのラインナップは無い。同社はLPLシリーズを皮切りに,無線LANを含め家庭用ネットワーク機器を拡充する計画だ。