「NGNは行政・医療や企業にも広がる」,NECが説明会NECは10月2日,次世代ネットワーク「NGN」関連ビジネスの説明会を開催した。同社は第1回目の説明会を9月27日に実施しているが(関連記事),第2回目となる今回は行政や医療,企業向けソリューションとNGNのかかわりや,NECビッグローブとの関連などに焦点を当てた。 行政・医療向けの展開を説明したNEC・新IT戦略推進本部の大神田知史・本部長は,NGNを活用する目的として「内部業務の効率化とサービスの高度化・利便性向上」を挙げた。官公庁関連や医療業務は個人情報の取り扱いも多くセキュリティが不可欠。だがセキュリティを高めると利便性を損なうケースもあり,ユーザーにとっては使い勝手の良くないシステムとなってしまうこともあると指摘。「安全・安心」を担保するNGNを使うことで,利便性とセキュリティを両立できるとした。 企業向け事業は,同社の安井潤司・執行役員が説明。流通,製造,CRM(顧客情報管理),業務プロセスの4領域の例を挙げた。流通や製造ではNGNがもたらす「リアルタイム」性,CRMでは顧客情報のセキュリティ確保などでNGNの利点が生かせるとした。また,社内外の業務プロセスをシームレスに結合するには,NGNがもたらすQoS(品質保証サービス)や,NGNで提供されるプラットフォーム上でSOA(service oriented architecture)による柔軟なシステム構築ができるとした。 NECビッグローブの佐久間洋・代表取締役執行役員専務はビッグローブ事業とNGNの関連について説明(写真)。「当社はNGNを活用してサービスを提供する場であり,NGNのショールームの一つ」とビッグローブ事業を位置付けた。NECビッグローブは既に会員管理や課金,認証,映像配信などのプラットフォーム上で多くのサービスを展開している。「NGNの先駆け」として日本テレビの映像配信サービスである「第2日本テレビ」の事例などを挙げた。 また佐久間専務は,インターネットとNGNの関係についても述べた。「“The Internet”とNGNは将来も共存する。一晩でNGNに変わるわけではない」とし,NGNとインターネットは組み合わせて活用していくことになると説明。また,「(NGNがもたらす)リアルタイム性,QoS,プレゼンスは,個人向けサービスにもいずれは波及していく」とした。 |