Amazonショッピングカードについて説明するジャスパー・チャン社長
Amazonショッピングカードについて説明するジャスパー・チャン社長
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白いカード(上)が3000円分、黒いカード(下)が5000円分になる
白いカード(上)が3000円分、黒いカード(下)が5000円分になる
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 アマゾン ジャパンは2006年10月2日、「Amazon.co.jp」で利用できる「Amazonショッピングカード」を販売すると発表した。10月3日より全国のローソンなどで販売を開始する。

 Amazonショッピングカードは3000円分と5000円分の2種類がある。カードの裏面のスクラッチ部分を削ると16桁の数字が現れるようになっており、Amazon.co.jpでの商品購入時に、この16桁の数字を入力することで、購入金額分が差し引かれる。1度の買い物で複数枚を利用したり、不足分をクレジットカードなどほかの決済方法で支払うことも可能。カードに有効期限はない。パソコンだけでなく携帯電話からも利用することができる。

 カード販売は全国のローソン約8400店舗と一部のam/pm、ミニストップでの店頭販売のみ。Amazon.co.jpでの販売はしない。「今後はほかのコンビニエンスストアやショッピングセンターなどでの展開も視野に入れている」(アマゾン ジャパンのジャスパー・チャン社長)。

 Amazon.co.jpでは「Amazonギフト券」というショッピングカードをすでに扱っているが、これはクレジットカードでの購入のみであり、また、現物のカードはない。一方、Amazonショッピングカードはコンビニエンスストアで利用できる決済方法であれば、現金や電子マネーなどいずれでもよいというメリットがある。チャン社長は「日本では図書券など現物のカードを人にあげるという文化が発達している。市場が大きく、ユーザーも理解しやすいサービスであるとともに、流通やコストの面でもサービスを開始しやすかった」と日本の特殊な事情についても言及した。

 アマゾンは米国以外にも日本を含めて6カ国でサービスを提供しているが、現物のショッピングカードの販売は日本が初の展開になるという。