マイクロソフトは9月28日,BREWアプリケーションを実行できるKDDIのau携帯電話向けに,「Windows Live for Mobile」の提供を始めた。同社のポータル・サイト「MSN」で提供するIM(instant messaging)サービス「Windows Live メッセンジャー」とメール・サービス「Windows Live メール」を利用できるアプリケーションである。

 IMによるチャットは,携帯電話のユーザーとパソコンのユーザーともに可能。タブを切り替える形で複数の会話ウインドウを開いたり,同一のチャット・ウインドウに最大15人を招待することができる。Windows Liveメールは,送受信ともに対応する。パソコンで使っているアカウントも引き継げる。

 アプリケーションの利用料は無料。通信料は別途かかる。マイクロソフトのオンラインサービス事業部は,今後携帯電話向けの検索エンジンを含めたサービスも検討していくとする。

 Windows Live for Mobileは,既にNTTドコモの「iアプリ」用のベータ版を提供してきたが,これも正式のものとする。ボーダフォン(10月1日からソフトバンクモバイルへ社名変更)への対応は未定だという。