日本オラクルと日本オラクルインフォメーションシステムズは9月28日,CRM(顧客情報管理)アプリケーションを月額料金で提供するSaaS(software as a service)型のサービス「Siebel CRM On Demand」を10月1日に開始すると発表した。

 Siebel CRM On Demandは,米国では2003年に開始したサービス。マーケティング,営業支援,サービス,分析などの機能を持つが,他社と最も違うのは情報の分析機能だという。テキサス州オースチンにある88万平方メートル,4ペタバイトのストレージ容量を誇るデータ・センターから,日本企業に対してもサービスを提供する。

 同サービスの月額料金は,1ユーザー当たり月額8750円(税抜き,データ容量10Mバイトまで)。1名から利用できる。

 またオラクルは同日,CRMの営業体制を拡充し,業種別の専門組織に変更したと説明した。人数も拡充する。例えば通信事業者を顧客対象とする担当者は,営業10名および提案を担当する技術者10名という陣容だが,いずれも増員する。中堅企業を担当する組織も10月に新設するという。