来場者が選んだベストゲームは?日本ゲーム大賞2006フューチャー部門発表! 東京ゲームショウ2006最終日、CESAは「日本ゲーム大賞2006 フューチャー部門」の受賞作を発表した。ゲームショウで発表、展示されたゲームの中から、来場者投票を元に選らばれた“未来”のベストゲームは?

 東京ゲームショウ2006最終日の9月24日、CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は「日本ゲーム大賞2006 フューチャー部門」の受賞作を発表した。

 日本ゲーム大賞は、昨年まで「CESA GAME AWARDS」と呼ばれていたもので、2005年4月1日から2006年3月31日までの間に日本国内で発売したすべてのゲームソフトを対象に、委員会による審査や一般ユーザーからの投票、販売店での売り上げなどをもとに賞を決定するものだ。

 大賞をはじめとした各賞は22日に発表されているが(受賞作品一覧はこちら)、まだ発表されていなかったのが「フューチャー部門」。

 この「フューチャー部門」は、他の賞と趣が異なり、東京ゲームショウ2006で発表、展示された未発売の全作品が対象となる。これから発売される“未来”のゲームの中から受賞作品が選ばれるのだ。受賞作品は、22日、23日の2日間、ゲームショウに来場した人たちに投票してもらい、選考委員による最終審査を経て、決定される。ゲームショウ期間中に発表されるのは今回が初めてだという。

 24日に発表された受賞作品は、以下の11作品。

●日本ゲーム大賞2006 フューチャー部門 優秀賞一覧
タイトル 社名 プラットフォーム
Elebits コナミデジタル
エンタテインメント
Wii
逆転裁判4 カプコン DS
グランツーリスモ HD ソニー・コンピュータ
エンタテインメント
PS3
THE EYE OF JUDGEMENT ソニー・コンピュータ
エンタテインメント
PS3
聖剣伝説4 スクウェア・エニックス PS2
テイルズ オブ ディスティニー バンダイナムコ
ゲームス
PS2
ブルードラゴン マイクロソフト Xbox 360
Heavenly Sword ~ヘブンリーソード~ ソニー・コンピュータ
エンタテインメント
PS3
METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS コナミデジタル
エンタテインメント
PSP
モンスターハンター ポータブル2nd カプコン PSP
ロスト プラネット ~エクストリーム コンディション~ カプコン Xbox 360

●Elebits ●逆転裁判4
「すごく新しい試みでチャレンジなタイトルなのでどう評価されるのか、不安もあった」(コナミデジタルエンタテインメント担当者) 「発売は暑くならないうちには(笑)。もう少しお時間をいただいてしっかりいいものを作っていきたいと思います」(カプコン担当者)

●グランツーリスモ HD ●THE EYE OF JUDGEMENT
「GTの進化とか発展性を感じられる作品になっているので、ぜひ期待してください」(ソニー・コンピュータ・エンタテインメント担当者) 「今までにない新しいカードゲームを体験していただけるゲームになっています」(ソニー・コンピュータ・エンタテインメント担当者)

●聖剣伝説4 ●テイルズ オブ ディスティニー
「触ってみないとよさが伝わらないゲームなので、モノを動かす面白さを実際に体験してもらいたいです」(スクウェア・エニックス担当者) 「97年のPS版のセルフカバーですが、シナリオ、システムすべてを新しく作り変えています」(バンダイナムコゲームス)

●ブルードラゴン ●Heavenly Sword ~ヘブンリーソード~
「ドキドキする気持ち、ワクワクする気持ちを詰めた、すごく楽しい作品になっています」(マイクロソフト担当者) 「(プレーヤーが)ハデな、かっこいいアクションを繰り広げることができるゲームだと思います」(ソニー・コンピュータ・エンタテインメント担当者)

●METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS ●モンスターハンター ポータブル2nd
「なによりうれしいのは会場に来てくれたユーザーさんが選んでくれたこと。われわれに力を与えてくれる、うれしい賞です」(コナミデジタルエンタテインメント) 「短時間でも遊べる、携帯ゲーム機としてのモンスターハンターとして作っています」(カプコン担当者)

●ロスト プラネット ~エクストリーム コンディション~
「この作品は、新しいハード、新しいタイトルということで、すごくチャレンジャブルだったので、この賞は励みになります」(カプコン担当者)

「(今回の優秀作品は)すべていいタイトルですし、これからのゲーム業界においてシンボル的存在になっていくタイトルばかりです」(辻本春弘日本ゲーム大賞実行委員長)