NECビッグローブとKLabセキュリティは,リモート・アクセス向けのVPN(仮想閉域網)サービス「VPNワープ」を9月22日に開始すると発表した。専用のVPN機器を用意することなく,簡単にVPN環境を構築できるのが特徴。

 VPNワープは,エージェント・ソフトと電子証明書を導入したWebサーバーがクライアントの通信を中継する形態でVPN環境を実現する。通信の暗号化にはSSL(secure sockets layer)を採用。クライアント側は電子証明書を導入するだけで利用でき,ファイアウォールの設定変更作業も不要だ。

 さらに2社が提供するサービスはASP(application service provider)形式を採用。Webサーバーの運用をKLabセキュリティが請け負うため,運用時の手間も最小限で済むとしている。

 1ユーザー当たりの利用料金は月額525円。NECビッグローブのインターネット接続サービス「BIGLOBE」のユーザーが利用できる。