マイクロソフトは9月20日，システム管理者向けの購読型有償情報サービス「TechNet Plus」の会員向けのソフトウエア・ダウンロード・サービス「サブスクライバ・ダウンロード」を開始した。TechNet Plusで入手できる検証用ソフトウエア（販売中の製品）のほか，Windows Vista RC1（Release Candidate 1）日本語版のような評価版ソフトウエアもダウンロードできる。

　またマイクロソフトは同日，ダウンロード・サービスのみを提供する「TechNet Plus Direct」も開始している。TechNet Plusの年額料金は6万2000円で，検証用ソフトウエアや評価版ソフトウエアなどがDVD/CD-ROMで毎月送付される。TechNet Plus Directの場合，メディアの送付はないが，年額料金は3万9000円と安い。

　既存のTechNet Plus会員がダウンロード・サービスを利用するには，Windows Live ID（旧.NET/Microsoft Passport）と，TechNet Plus会員ナンバーのWindows Live IDへの紐付けが必要。TechNet Plusの登録ページにWindows Live IDでログオンした後に，マイクロソフトに登録している名前や電子メール・アドレス，TechNet Plus会員ナンバーを入力すれば，紐付けは完了する。

　TechNet Plusのダウンロード・サービスでは，「MSDN」の会員向けダウンロード・サービスと同様に，ファイル（DVD/CD-ROMのイメージ）を「Microsoft File Transfer Manager」というInternet Explorerのアドオンを使ってダウンロードする。インストール・キーをWebサイトで参照できるのも同じだ。ソフトウエアの評価や検証だけが目的なら，MSDNよりもTechNet Plus Directの方が安価である。