地上デジタル放送用受信機の累積出荷台数が,2006年8月末に1300万台を突破した。電子情報技術産業協会(JEITA)が9月20日に発表した8月の国内出荷実績によると,8月末時点の地上デジタル放送用受信機の累積出荷台数はデジタルテレビ受像機が801万9000台(内訳はブラウン管テレビが72万台,プラズマテレビが123万1000台,液晶テレビが606万8000台),地上デジタル放送用チューナー内蔵のDVDレコーダーが185万7000台,外付けチューナーが24万8000台,CATV(ケーブルテレビ)用デジタルSTB(セットトップ・ボックス)が299万9000台となった。この結果,8月末時点の累積出荷台数は1312万3000台となり,1300万台を突破した。

 一方,8月に出荷された地上デジタル放送用受信機は,57万9000台だった。その内訳をみると,デジタルテレビ受像機が前年同月に比べて74%増加の37万2000台(内訳はブラウン管テレビが1000台,プラズマテレビが4万2000台,液晶テレビが33万台),DVDレコーダーが同210.4%増加の9万9000台,外付けチューナーが同52.9%減少の4000台,CATV用STBが同15.2%増加の10万4000台である。JEITAによると,STBの出荷が順調に推移しているという。

 このほかJEITAの発表によると,携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」に対応した携帯電話機が,2006年7月に31万台出荷された。この結果,2006年7月末までの累積出荷台数は149万7000台となり,150万台突破までにあと一歩と迫った。