写真1:左から容量20Gバイトのハードディスク,Xbox 360本体,HD DVDプレーヤ
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写真2:左からXbox 360ユニバーサル・メディア・リモコン,ワイヤレス・ヘッドセット,Xbox Liveビジョン
写真2:左からXbox 360ユニバーサル・メディア・リモコン,ワイヤレス・ヘッドセット,Xbox Liveビジョン
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写真3:ワイヤレス・レーシング・ホイール
写真3:ワイヤレス・レーシング・ホイール
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 マイクロソフトは9月20日,「東京ゲームショウ」(9月22日開幕)を控えてのプレス向けの戦略説明会を開催した。11月22日にUSB接続の外付けHD DVDプレーヤ(写真1)を2万790円で発売することや,12月7日に廉価版の「Xbox 360コア・システム」にRPGタイトル「ブルードラゴン」を加えた特別パッケージを2万9800円(Xbox 360コア・システムの価格と同じ)で発売することなどを発表した。

 20GバイトのハードディスクやD端子HDAVケーブルなどが付属するXbox 360標準パッケージの価格は3万9795円である。マイクロソフトの泉水敬執行役(Xbox事業本部長)は,標準パッケージの価格を念頭に「Xbox 360と外付けHD DVDプレーヤを組み合わせると,6万円でHD DVD環境が実現する」と語っているが,Xbox 360コア・システムとの組み合わせであれば,約5万円でHD DVDを利用できるようになる(HDでの出力には別途ケーブルが必要)。

 Xbox 360用の外付けHD DVDプレーヤは,「1080p」の動画再生や5.1チャネルのサラウンド音声の再生が可能。HD DVDコンテンツの再生中に,サムネイル画像付きでチャプタ・メニューを表示する「ピクチャー・イン・ピクチャー機能」にも対応している。このHD DVDプレーヤには,「Xbox 360ユニバーサル・メディア・リモコン」(単体価格は3150円)が付属し(写真2),DVDやHD DVDコンテンツのほか,Windows XP Media Center Editionパソコンからストリーミングで配信するコンテンツなどの再生を,リモコンだけで操作できるようになる。

 マイクロソフトではこのほか,Xbox 360用の周辺機器をいくつか発表している。「Xbox Liveビジョン」は,USB接続のWebカメラ「Xbox Liveビジョン・カメラ」とマイクセット「Xbox 360ヘッドセット」などを組み合わせた製品で,価格は4200円。「Xbox 360ハードディスク」はXboxコア・システムに追加するハードディスク(容量20Gバイト)で価格は9975円。これらの製品はいずれも11月2日に発売する。

 また価格,発売日は未定となっているが,いくつかの周辺機器も発表した。「Xbox 360ワイヤレス・レーシング・ホイール」(写真3)で,ドライビング・ゲーム用のハンドル型ワイヤレス・コントローラである。振動などが伝わる「フォース・フィードバック」機能を備えている。「Xbox 360メモリー・ユニット」は容量256Mバイトのフラッシュ・メモリーで,ゲーム・データのセーブなどに利用する(既存のメモリー・ユニットは64Mバイト)。