NTTドコモが9月26日に発売する「BlackBerry 8707h」
NTTドコモが9月26日に発売する「BlackBerry 8707h」
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 NTTドコモは9月19日,カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)が開発したモバイル端末「Blackberry 8707h」(写真)を同26日に販売開始すると発表した。QVGA画面とフルキーボードを備える端末で,W-CDMAとGSM/GPRSの両方式に対応。国内と海外で音声通話とパケット通信を利用できる。端末のサイズは高さ11cm,幅6.95cm,厚さ1.95cm。重量は電池パックを含め139.8グラム。

 ドコモはBlackBerry 8707hを単体では発売せず,この端末を含めた「BlackBerry Enterprise Solution」として,法人向けにインテグレーション込みで販売する。価格は個別見積もり。BlackBerry Enterprise Solutionは,企業のグループウエアとBlackBerryを連携させ,グループウエアに届いたメールをBlackBerry 8707hにプッシュ送信できるようにする。対応するグループウエア製品はMicrosoft Exchange,IBM Lotus DominoとNovell GroupWise。

 ドコモは,BlackBerry EnterPrise Solution用の「Blackberry ネットワークサービス」も26日に開始する。FOMAのネットワークを使ってBlackBerry Enterprise Solutionを利用するためのサービスで,月額料金は1契約当たり5700円(税抜き)。別途FOMA回線利用料とパケット通信料金が必要。

 BlackBerry 8707hは,メニュー表示などは英語のまま出荷される。日本語は一部を除き表示できるが,入力はできない。ドコモはこのソリューションを主に外資系企業の日本の拠点向けと見ている。なおドコモUSAが提供する日本語入力ソフト「Namimail」を使うと,メール機能で日本語を入力できる。