米Microsoftは現地時間9月15日,8月に公開されたWindows 2000用修正パッチで発生する問題を解消するパッチ(hotfix)を用意したことを明らかにした。同社サポート・サービスに問い合わせたユーザーにのみ提供する。

 8月9日に公開された「Windowsカーネルの脆弱性により,特権が昇格される (920958) (MS06-049)」の修正パッチを適用すると,作成あるいは更新したファイルが破損する場合があることが明らかとなっている(関連記事:8月公開のWindows 2000用パッチに問題)。

 同パッチを適用したマシンでファイルをNTFS圧縮すると,そのファイルが破損する場合があるという。マイクロソフトでは,この問題に関する情報を9月14日に公開。回避策として,NTFS圧縮を無効にすることを挙げていた。

 そして今回,Microsoftはこの問題を解消するためのパッチ(hotfix)を用意した。Webサイトなどでは公開せず,同社のサポート・サービスに問い合わせたユーザーに対してのみ提供をする。国内ユーザーは,「マイクロソフトサポート契約センター」に問い合わせれば入手できる。

 パッチ(hotfix)の適用対象は,「MS06-049」のパッチを適用したWindows 2000 SP4。パッチの適用後,マシンを再起動する必要がある。同社では,今回の問題によって深刻な影響を受けているマシンでのみ適用するよう勧めている。深刻な影響を受けていない場合には,今回の問題を修正した,今後提供する予定の「MS06-049」パッチの新バージョンを待つよう推奨している。

米Microsoftの情報
マイクロソフトの日本語情報(9月19日11時時点では機械翻訳)