写真1 Fedora Core 6 test3のログイン画面。新しい壁紙が採用されている。
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写真2 カーネル2.6.17,glibc 2.4.90,gcc4.1.1,GNOME 2.16が採用されている。
写真2 カーネル2.6.17,glibc 2.4.90,gcc4.1.1,GNOME 2.16が採用されている。
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写真3 デスクトップ画面を回転しているところ。[CTRL]+[ALT]+マウス左ボタンという操作で立体表示に切り替えられる。
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写真4 現在開いている画面を一覧表示したところ。
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写真5 インストール時にXenを指定しておく。
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写真6 仮想マシン管理ソフトの「Virtual Machine Manager」。制御用のOS「Domain-0」のみが動作しているところ。CPUやメモリーの使用率をリアルタイムで表示できる。
写真6 仮想マシン管理ソフトの「Virtual Machine Manager」。制御用のOS「Domain-0」のみが動作しているところ。CPUやメモリーの使用率をリアルタイムで表示できる。
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写真7 ゲストOSの作成画面(左)。
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写真8 仮想マシンの名前を入力する画面。
写真8 仮想マシンの名前を入力する画面。
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写真9 ゲストOSにメモリーとCPUを割り当てる画面。
写真9 ゲストOSにメモリーとCPUを割り当てる画面。
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写真10 メニューの配置を編集しているところ。新たに加わったソフトウエア「Alacarte」の機能である。
写真10 メニューの配置を編集しているところ。新たに加わったソフトウエア「Alacarte」の機能である。
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 2006年10月11日(米国時間)の正式版公開に向け,「Fedora Core 6」の最終ベータ版(test3)が2006年9月14日(同)に公開された(写真1)。新版の目玉は仮想化ソフト「Xen」と3次元デスクトップである。その使い勝手を中心にFedora Core 6の概要をいち早く紹介する。

 関連記事「Fedora Core 6の最終ベータ版が公開」でも紹介したように,Fedora Core 6では,カーネル2.6.17,glibc 2.4.90,gcc4.1.1,GNOME 2.16が採用されている(写真2)。

 3次元対応のウインドウ・マネージャ「Compiz」が利用でき,メニューから[システム]-[設定]-[他の個人設定]-[Deskto Effects]を選択するだけで,デスクトップの回転(写真3)や,現在開いているウインドウの一覧表示(写真4)といった3次元や透過効果が利用できる。

 仮想化ソフトXenは,前バージョンから利用はできたが,あくまでもコマンドを入力しないとXen上で動作するOSのセットアップができなかった。Fedora Core 6では,インストール時にXenを指定しておくと(写真5),管理ツール「Virtual Machine Manager」(コマンド名は「virt-manager」,写真6)がメニュー([アプリケーション]-[システムツール]-[Virtual Machine Manager])に登録される。

 この管理ツールを起動することで,Xen自体の設定のほか,Xen上で動作するゲストOSを新規に作成できる。「新規」をクリックすると,ゲストOSの設定画面が現れる(写真7)。仮想マシンの名前を指定し(写真8),ゲストOSのインストール元を指定する。

 その後,ゲストOSをインストールするファイルについて名称や容量を指定する。最後に,メモリーとCPUをゲストOSに割り当てればよい(写真9)。

 このほか,GNOMEメニューに表示されるアプリケーションのリストを編集するためのソフトウエア「Alacarte」(写真10)などユーティリティ・ソフトウエアもいくつか追加されている。

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