写真1 「Parallels Desktop for Mac」の動作画面。Mac OS X上でLinux(Fedora Core)が動作している。
写真1 「Parallels Desktop for Mac」の動作画面。Mac OS X上でLinux(Fedora Core)が動作している。
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 プロトンは2006年9月15日,米Parallels社と日本における総代理店契約を締結し,Parallels社が開発した仮想化ソフト「Parallels Desktop for Mac」(写真1)を11月11日から販売することを発表した。価格は1万8900円。

 Parallels Desktop for Macは,Intelプロセッサ内蔵のMacintosh(以下,インテルMac)でMac OS XとWindowsやLinuxの同時使用を可能にする仮想化ソフト。Parallels社は2006年6月15日から出荷開始している。これまでは同社のサイトでのダウンロード販売を通じて購入可能だった。

 Parallels社は2006年3月23日にWindowsとLinux用の「Parallels Workstaion 2.1」を49.99ドルで発売開始し,4月6日からMac OS X用の「Parallels Workstaion 2.1 for Mac OS X」のベータ版を公開していた。5月18日にベータ版からRC(Release Candidate)版にアップデートされる際に,Mac版だけParallels WorkstaionからParallels Desktopというブランド名に変更された。

 Parallels Desktopは,1台のインテルMac上でOSを切り替えて利用するのではなく,Mac OS XとほかのOSを同時に利用できる。そのため,Mac OS X上のアプリケーションと,Linuxなどで稼働するアプリケーションとの間でコピー&ペーストなどの作業が可能だ。