フューチャーシステムコンサルティング(フューチャー)は9月14日、ITベンダーのウッドランドを吸収合併すると発表した。合併期日は来年(2007年)1月1日、存続会社はフューチャーとなり、ウッドランドは上場(JASDAQ)廃止となる。

 フューチャーは吸収合併の理由について、「両社の提供するサービスや市場はほとんど重複しておらず、大きなシナジー効果が得られるため」と説明している。フューチャーの2005年12月期の連結売上高は109億5700万円、ウッドランドの2006年3月期の連結売上高は63億6500万円。

 フューチャーは、期待される合併の効果として以下の4点を挙げる。(1)フューチャーの主力ターゲットは大規模企業、ウッドランドは中堅企業であるため、技術や製品、人材の相互補完が可能。(2)フューチャーの技術力とウッドランドの保有する法令・制度にかかわるノウハウを合わせ、日本版SOX法や内部統制などの法令・制度にかかわるサービスの強化につながる。(3)フューチャーの大規模システムの構築技術と、ウッドランドの運用要員を合わせて、運用やASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式のサービスを提供できる。(4)企業の買収・統合などにかかわるノウハウの共有が可能になる。