ライトウェルは9月12日,クライアントPC向け情報漏洩対策ツール「LAMシリーズ」に,新オプション製品「LAM-SEC option+D(外部デバイス制御)」を追加した。フロッピ・ディスク装置などPCに備わる周辺機器の利用を禁止することで漏洩対策を徹底できるようになる。PCの利用者が管理者にデバイスの利用禁止や禁止解除を簡単に申請する仕組みを備えるほか,禁止や解除の設定がすぐPCに反映されるようにした。

 LAMシリーズは,PCの操作ログ取得機能を中心に構成したセキュリティ対策および資産管理ツール製品の総称。今回発売した「LAM-SEC option+D」を,基本モジュールの「LAM-SEC」と組み合わせて使うと,クライアントPCのフロッピ・ディスク装置,CD/DVD装置,リムーバブル・ドライブ,ネットワーク・ドライブ,プリンタの利用を管理者が禁止/許可できるようになる。

 特徴は,クライアントPCの利用者が管理者に対してデバイスの利用禁止や禁止解除を簡単に申請できるようにワークフロー機能を装備したこと。管理者は申請内容に応じて,一度禁止したデバイスの利用を許可したり,一度許可したデバイスの利用を禁止したりできる。さらに,管理者が承認すると,PCを再起動せずにリアルタイムでデバイスの利用を禁止/許可できるようにした。

 価格は1000台のPCで構成する環境の場合,基本モジュール「LAM-SEC」とのセットでPC1台当たり7400円から。初年度販売目標は5万セット。このほか同社は,基本モジュール「LAM-SEC(稼働監視・ウィンドウタイトルログ)」やその関連製品「LAM-SEC option +C (ファイル操作ログ)」「LAM-HS (ヒューマンセンサー)」の新版(いずれもバージョン5.50)の提供を同日開始している。