電子情報技術産業協会(JEITA)は2006年9月12日、移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の7月の国内出荷実績を発表した。総出荷台数は346万台となり、前年同月に比べて5.6%減少した。このうち携帯電話機の総出荷台数は329万7000台で、前年同月に比べて6.2%の減少だったが、第3世代移動通信(3G)サービス対応機(3.5G対応機を含む)の出荷台数は301万1000台となり、前年同月に比べて6.2%の増加を記録した。

 JEITAは、「夏の新モデルの出荷が一段落したため、出荷台数の伸びは6月に比べて鈍った」と分析している。ただし、3G対応機の出荷台数は7カ月連続で300万台を超え、3G比率(携帯電話機全体の出荷台数に占める3G対応機の比率)も91.3%と、3カ月連続で90%を突破した。

 一方、PHS電話機の総出荷台数は16万3000万台であり、前年同期に比べて9.9%の増加となった。「音声用の新サービスや機種の品ぞろえなどにより、2005年2月から増加傾向にある」(JEITA)という。