富士通は2006年9月11日,コンビニエンスストア大手のサークルKサンクスの情報システムを,大型Linuxサーバーとブレード・サーバーを使って再構築し,9月末から全面稼動することを発表した。Itanium 2プロセッサを搭載した大型IAサーバー「PRIMEQUEST」2台をデータベース・サーバーに採用した。システム構築は富士通中部システムズが担当した。

 新システムは,全店舗で発生する1000万件/日以上の売上データを検索・分析し,商品企画や店舗指導などの業務を支援するもの。ブレード・サーバーの「PRIMERGY BX620 S2」上に構築したWebアプリケーション・サーバー,データベース処理とバッチ処理を実行する「PRIMEQUEST 480」を用いたデータベース・サーバー,全国の店舗からの売上データを一括して格納する「PRIMEQUEST 480」を用いたデータウエアハウス・サーバーで構成する。

 サーバーのOSはいずれもRed Hat Enterprise Linux。具体的には,PRIMERGY BX620 S2には「Red Hat Enterprise Linux ES v.3」,PRIMEQUEST 480には「Red Hat Enterprise Linux AS v.4」を採用した。