関連性の強いブログを視覚化し、社内で関連するプロジェクトの特定や同じ傾向を持つ社員の把握などが可能だという
関連性の強いブログを視覚化し、社内で関連するプロジェクトの特定や同じ傾向を持つ社員の把握などが可能だという
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 野村総合研究所は2006年11月に、テキストマイニング技術を用いて、企業内のブログ(イントラブログ)を分析するためのソフト「TRUE TELLERイントラブログ活性化支援システム」を発売する。

 テキストマイニングとは、テキストデータを単語などに分割して、出現頻度や相関関係などを分析すること。「TRUE TELLERイントラブログ活性化支援システム」は同社が既に200社に提供しているテキストマイニングツール「TRUE TELLER」をベースにして、イントラブログに書き込まれた内容を分析する。例えば、ブログ上で急増している話題や人気のブログを分析できるほか、ユーザーの特性も分析できるという。ブログ全体の活性化や、社内コミュニケーションへの貢献度を把握することも可能。ブログに書かれた内容の類似度、相互閲覧状況などから関連性マップを描画することもできる(図)。

 ブログを社内におけるコミュニケーションツールとして利用している企業は増えているものの、「活用までたどりついていないのが現状」(野村総合研究所)という。野村総合研究所は11月の発売に向け、企業向けにブログ構築ソフト「Movable Type Enterprise」を販売するシックス・アパートと連携し、イントラブログ導入企業への試験導入や機能改善を実施していく。価格は最小構成で120万円を予定。ASP形式での提供も検討する。1年間で50社への導入を見込む。