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 日本SGIは2006年9月5日,独立行政法人海洋研究開発機構の大型計算機システムとして,サーバー向けCPUであるデュアルコアItanium 2プロセッサ(開発コード名はMontecito)合計1280プロセッサ(コア数としては,2560コア)を搭載した並列Linuxサーバー「SGI Altix 4700」を納入し,2006年9月1日から稼働開始したことを発表した。日本SGIによれば,デュアルコアItanium 2プロセッサを採用したシステムとしては国内最大規模になるという。

 このシステムは共有メモリー型の並列コンピュータを採用,理論性能は16.3TFLOPS。OSには「SUSE LINUX Enterprise Server」を採用した。磁気ディスクアレイ・システムと大容量テープ保存装置を合わせて,約700Tバイトのデータを保存できる。

 海洋研究開発機構は同システムを,高分解能数値シミュレーションや地震波波動解析,流体計算等のシミュレーションをはじめとするさまざまな汎用データ処理で利用していく計画である。