インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月5日,メールのセキュリティ対策をASPで提供する「IIJセキュアMXサービス」を10月1日に開始すると発表した。企業のメール・サーバーの通信を,メール用セキュリティのアプリケーションが稼働するIIJのゲートウエイ・サーバーを経由させるようにして利用する。

 同サービスの提供機能は,(1)送信ドメイン認証(SPFv1方式を使った受信メールのチェックと送信メールへの署名),(2)迷惑メール対策,(3)ウイルス対策,(4)TLS(transport layer security)による送受信サーバー間の暗号化,(5)配送保留,(6)ログの提供の六つ。オプションで,アーカイブとメール監査も提供する。

 予定している料金は,月額基本料金(10万円)とメール・アカウント単価(1アカウント400円,ボリュームディスカウントあり)の合計額。初期費用は30万円(いずれも税抜き)。オプションの料金は,アーカイブがディスク容量に応じた個別見積もり。メール監査の料金は未定。