ヤッパの3D技術を使って描画したカバンの例
ヤッパの3D技術を使って描画したカバンの例
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自由に回転させられる。これはカバンを上部から見た状態
自由に回転させられる。これはカバンを上部から見た状態
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これはカバンを下部から見た状態
これはカバンを下部から見た状態
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 トランスコスモスとヤッパ(本社:東京都千代田区)は2006年9月4日、ブラウザー上で立体画像を表示する、いわゆるWeb3Dコンテンツの量産体制において業務提携すると発表した。トランスコスモスは、ヤッパが持つWeb3D技術を使う3Dコンテンツを独占的に制作、販売できるようになる。

 ヤッパが持つ「YAPPA 3D」は、数式のみで立体を描画する3D技術。「他社技術で表現すれば確実にメガを超える」(ヤッパの伊藤正裕社長)3Dコンテンツを200KB前後の容量で実現可能だという。Javaアプレットもしくは.NET Frameworkの環境上で動作する。同技術はこれまで主に自動車や住宅業界などで、企業のマーケティング・ツールとして200社以上に採用された実績があるものの、「商品が買える、いわゆるEコマース市場への提供はほとんどなかった」(伊藤社長)。

 ヤッパの3D技術供与を受けたトランスコスモスは、3Dコンテンツの量産体制を整備。ターゲットを情報家電業界、家具・インテリア業界、アパレル業界のEコマース市場に据え、3年後には売上10億円を目指すという。


■変更履歴
ヤッパの本社所在地に誤りがありました。「(本社:東京都渋谷区)」を「(本社:東京都千代田区)」に修正しました。[2006/09/07 12:10]