野村総合研究所は8月31日,オープンソースの統合開発環境「Eclipse3.2」のマニュアルやノウハウをまとめた文書を無償公開した。

 公開したのは,Eclipse3.2のインストールとJavaアプリケーションの開発,実行,デバッグ方法を解説した「Eclipse3.2利用ガイド(導入編)」,Eclipse3.2の基本的な設定方法および操作方法を解説した「Eclipse3.2設定・操作Tip集」,Eclipse TPTP (Test & Performance Tools Platform)を用いたJavaプログラムのプロファイリングやテスト方法を解説した「Eclipse3.2 TPTP利用ガイド」,Eclipse WTP(Web Tools Platform)を用いたJ2EEアプリケーション開発方法とや各種アプリケーション・サーバーと連携させた実行・デバッグを行う方法を解説し,JBoss,WebSphere,WebLogicとの連携方法も紹介した「Eclipse3.2利用ガイド(J2EEアプリケーション開発編」など。

 野村総研では「オープンソース・ソフトウエアの開発を助けるための開発ツールもオープンソースとして多数登場しているが,開発ツールを利用するためのガイドや手順書が商用製品と比べて不足しているのが現状」であることから,野村総研に蓄積されたオープンソース・ソフトウエア活用のノウハウを整備し公開したという。

 公開されたドキュメントは,野村総研の「オブジェクトワークスのホームページ,および情報技術本部のホームページからダウンロードできる。