野村総合研究所(NRI)は8月31日、オープンソース・ソフトウエア(OSS)のJava統合開発プラットフォーム「Eclipse」の最新版3.2に関する利用ガイドや開発手順書4種類を公開した。すべて日本語によるもので、同社サイト(こちらまたはこちら)から無償で入手できる。これに従えば、初心者でもEclipseのインストールからテストまで実行できるとしている。

 今回、公開した文書は、(1)Eclipse3.2利用ガイド(導入編)、(2)Eclipse3.2設定・操作Tip集、(3)Eclipse3.2 TPTP利用ガイド、(4)Eclipse3.2利用ガイド(J2EEアプリケーション開発編)の四つ。(1)は、Eclipseのインストール方法やJavaアプリケーションの開発・実行・デバッグの基本について解説。(2)は、Eclipseの設定や操作の方法を説明している。(3)は、アプリケーション・ログ解析用プラグインを使ったテスト方法を記述。(4)は、日本BEAシステムズのWebLogicや日本IBMのWebSphereなどWebアプリケーション・サーバーを利用する場合の手順を解説した。

 これらは、NRIが社内で蓄積したドキュメントや手順書をまとめたものだ。このほか、オープンソースのWebアプリケーション・サーバーであるJBossのインストールや利用方法を解説した「JBoss4.0.4環境構築ガイド」も公開した。Eclipseを使って開発したアプリケーションを、JBossで利用する際に利用できる。