ケーブルテレビ大手のジュピターテレコム(J:COM)は,8月28日,松下電器産業が保有するケーブルテレビ事業者,ケーブルウエストの株式を譲り受けることで合意したと発表した。譲渡金額は,約409億円。9月28日に譲渡を受ける予定。
 
 ケーブルウエストは,大阪市内の9区と大阪府北部の11市,1町でサービスを提供している国内第3位のケーブルテレビ事業者。加入は35万世帯を上回る。今回の株式譲渡により,ケーブルテレビ市場におけるJ:COMの市場シェアは30%から35%に高まるという。

 松下電器は,今回の株式譲渡によってセットトップ・ボックス事業・放送システム事業への経営資源を集中する。また,J:COMと協力してテレビ・ポータル・サービス(Tナビ)の拡大を狙う。