NRIセキュアテクノロジーズは8月28日、セキュリティ事故が発生してからの事後対策を支援するサービスを開始した。セキュリティ事故における二次被害を最小限に抑える。

 サービス名は「セキュリティ事故対策支援サービス」。同社は、このサービスの専任者をまずは5人確保し、内部不正の調査経験やコンピュータ・フォレンジックの技術をもつUBICとの協業で実施する。価格は100万円からで、調査対象のディスク容量や調査などにかかった工数によって決まる。

 サービスの内容は多岐にわたる。例えば、事故後の初動対応についての助言、証拠データの改変や紛失の防止、原因の特定と被害状況の調査 、監督官庁への報告や法的対応についての助言、マスコミ対応、などである。同社はこれまで「こうした対応において数十件の経験がある」という。

 事故後に初めて問い合わせを受けるのでは初動に遅れることが課題だ。それについては、「事前に契約しておくような形を採っていくようにしたい」(同社のコンサルティング事業部)と述べる。