新装セレモニーに出席したボーダフォンの宮内謙取締役・執行役副社長兼COO(写真左),富田克一執行役副社長(写真右),「ソフトバンク 六本木」の春日三穂子店長(写真中)
新装セレモニーに出席したボーダフォンの宮内謙取締役・執行役副社長兼COO(写真左),富田克一執行役副社長(写真右),「ソフトバンク 六本木」の春日三穂子店長(写真中)
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「ソフトバンク 六本木」の店内。「Yahoo! CAFE」を店内に併設する
「ソフトバンク 六本木」の店内。「Yahoo! CAFE」を店内に併設する
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 ボーダフォン(10月1日よりソフトバンクモバイル)は8月26日,内外装を一新した携帯電話店舗の新装セレモニーを六本木店で開催した。「ボーダフォン」から「ソフトバンク」へのブランド変更をアピールする狙い。セレモニーには宮内謙取締役・執行役副社長兼COOと富田克一執行役副社長が出席。「ソフトバンク 六本木」の春日三穂子店長とともに式典に臨んだ(写真1)。

 宮内副社長は冒頭の挨拶で改装について触れ,「もともと(ボーダフォンは)赤をベースにしていたが,(新ブランドの店舗は)真っ白でロゴはシルバーを基調としている。シルバーと白というベーシックな色をベースにして,携帯電話事業を根本から革新していきたい」とその意気込みを語った。ただし,革新の具体的説明は控えた。

 ソフトバンク 六本木の特徴は,店内に「Yahoo! CAFE」を併設したこと(写真2)。「ブロードバンドとのシナジーもこの中で追求する」(宮内副社長)とし,今後一部の店舗では,ソフトバンク・グループが提供するADSL(asymmetric digital subscriber line)などの併売もあり得るとした。なおソフトバンク 六本木は,「ボーダフォン 六本木」として2004年12月に開店。ボーダフォンが直営する旗艦店の一つである。今後,六本木を皮切りに渋谷,横浜,名古屋の旗艦店も順次改装を進めていく。

 現在,ボーダフォンは全国で1856店舗を展開している(量販店は除いた直営店および代理店が運営する店舗の合計)。そのうち430店舗が既に白を基調とした「ソフトバンク」店に変更済みで,10月1日の社名変更までには「全店舗を順次,赤から白へ変えていく」(宮内副社長)と断言。また8月中旬からヤマダ電機など一部量販店の売り場でも改装を進めており,利用者への新ブランドの早期浸透を図る。