インテルCore 2 Duo/Extremeプロセッサー発表記念ベンチマーク・コンテスト
インテルCore 2 Duo/Extremeプロセッサー発表記念ベンチマーク・コンテスト
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 インテルは2006年8月25日正午,同社の最新CPUであるCore 2 Duo/Extremeを購入する/したユーザー向けに,CPU性能を競うベンチマーク・コンテスト「インテルCore 2 Duo/Extremeプロセッサー発表記念ベンチマーク・コンテスト」を開始した。ベンチマーク・プログラムはスクウェア・エニックスの「FINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャル・ベンチマーク3」(高解像度モード)。開催期間は2006年8月25日から10月31日終日まで。賞品は1位で10万円相当。

 ベンチマーク・プログラムに選ばれたFINAL FANTASY XI for Windowsオフィシャル・ベンチマーク3(FFベンチ)は,スクウェア・エニックスが2002年5月(Windows版は同年11月)から開始したオンラインRPG(ロール・プレイング・ゲーム)「FINAL FANTASY XI」(FF XI)をどれだけ快適にプレイできるかを判別するためのWindows版ソフト。シングル・スレッドで動作する。グラフィックス・カードの能力よりもCPU能力の違いが大きく出る。高解像度モードで5000を超えれば,不自由なく遊べると言われている。

 これまでインターネットの世界で公表された同ベンチマークの結果を信じれば,Core 2 Duo/Extremeは10000を超えるなど,極めて高いベンチマーク値を出している。従来10000を超える値を出していたのは,米AMDのOpteron搭載機をオーバー・クロックした自作機に限られていた。Core 2 Duo/Extreme登場以前は,FFベンチで高い数値を出すにはAthlon 64を買うのが堅実であるという見方が優勢だった。

 ベンチマークは,使用機材に制限が無く,定格外利用を認める「アドバンスクラス」と,市販の標準PCパーツだけを使い,動作周波数などを定格通りに動作させる「スタンダードクラス」の2クラスで競う。アドバンスクラスでは,どこまでオーバー・クロックできるか,オーバー・クロックによる発熱をどれだけ冷やせるかが,勝負の分かれ目となるだろう。一方のスタンダードクラスは,これからCore 2 Duoを購入しようとしているライト・ユーザーの参考になるだろう。

 なお,Core 2 Duo/Extremeのうち人気が集中しているCPUは,実売4万円強で定格2.4GHz動作のCore 2 Duo E6600である。もっとも高いCore 2 Extreme X6800は13万円弱もするが,もっとも安いCore 2 Duo E6300は2万円台で買える。Core 2効果もあってか,オーバー・クロック耐性の強さなどから従来は絶大な人気を誇っていたAthlon 64 3700+(2.2GHz, SanDiegoコア)の価格は,2006年初頭には3万円弱だったが,現在では1万4000円を切るまでに落ちている。

 ちなみに,記者が今原稿を執筆しているPC(2.53GHzで動作するPentium 4,ATi RADEON X1300を搭載,ディスプレイ・ドライバはOmega Driver 3.8.252)で計測したところ,FF XIベンチ(高解像度モード)の値は1979。高解像度でプレイするには少し厳しいという結果が出た。

■コンテスト応募サイト
http://www.info-event.jp/core2_contest/
■ベンチマーク入手先
http://www.playonline.com/ff11/download/media/benchmark01.html