グルメサイト「ぐるなび」を表示した例。携帯の画面サイズに合わせて調整される
グルメサイト「ぐるなび」を表示した例。携帯の画面サイズに合わせて調整される
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 携帯電話を活用したプロモーションなどを手がけるアクセルマークは2006年8月24日、携帯電話で使える無料のフルブラウザーサービス「mobazilla ver.β」を公開した。NTTドコモ、KDDI、ボーダフォンの3社の携帯電話であれば、同サービス専用の携帯電話向けサイト(http://mobazilla.ax-m.jp/)にアクセスすることで、パソコン向けのWebサイトを携帯電話上で閲覧できるようになる。mobazillaは、Webページを携帯電話の画面サイズに合うようにリアルタイムで変換し、その結果を表示する。利用にあたって、特別なソフトをインストールする手間はかからない。本サービスはアクセルマークが実験的に運用するものであるため、「将来有料化する予定は今のところない」(同社)としている。

 目的のWebページにアクセスするにはいくつかの方法がある。一つは、URLを手入力する方法。もう一つは、用意されている「Google」の検索ボックスを活用して、Webサイトを検索するする方法。最後が、あらかじめ用意してあるリンク集を利用する方法で、「Yahoo! JAPAN」や「ぐるなび」、「asahi.com」といった著名サイトなら簡単にアクセスできる。

 フルブラウザーは、携帯電話会社が一部機種で専用アプリケーションを搭載することで提供しているが、利用できる機種が限られる。このため、専用のフルブラウザーソフトを開発して配布したり、変換サービスを提供したりする動きがある。ただ、無料で使えるソフトやサービスは、使える機種や携帯電話会社が限られたり、表示できるページ数に制約があったりするものが多い。mobazillaの場合、こうした制約がない。