Gmailの登録画面。招待を受けなくても利用可能となった
Gmailの登録画面。招待を受けなくても利用可能となった
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 グーグルは2006年8月23日、Webメールサービス「Gmail(ベータ版)」を既存ユーザーの招待を受けなくても利用できるようにした。同社のWebサイトで、名前やメール用のユーザー名などを登録することで利用可能になる。従来は、限られたユーザーに向けた試験的なサービスとしていたため、既存のGmailユーザーから招待状を受け取らないと、同サービスを使用できなかった。

 招待制を廃止したのはオーストラリア、ニュージーランドに続き日本が3番目。現在、米国や欧州では招待制を取っているが、今後は市場の要望やシステムの負荷状況などを考慮して、そのほかの各国でも誰でも利用できるようにしていくという。

 Gmailは米グーグルが2004年4月に開始した無料のWebメールサービス。当初は1ユーザーにつき1GBの記録容量が用意されていた。その後、容量は増え続けており、現在では2.7GB以上が利用できる。Googleの検索エンジンを利用し、保存したメールを高速に検索できるという特徴がある。ウイルスや迷惑メールへの対策機能も備えている。