IDSシェアー・ジャパンが初展示した内部監査ソフトの新版「ARIS Audit Manager 3.0日本語版」
IDSシェアー・ジャパンが初展示した内部監査ソフトの新版「ARIS Audit Manager 3.0日本語版」
[画像のクリックで拡大表示]

 BPM(ビジネス・プロセス管理)大手のIDSシェアー・ジャパンは2006年8月23日,同社が同年6月に出荷した内部監査ソフトの新版「ARIS Audit Manager 3.0日本語版」を「内部統制ソリューション展」のブースで初展示した。ビジネス・プロセスのモデリング・ソフト「Business Architect 7.01」との連携機能を強化した。開発会社は独IDS Scheer。

 Audit Managerは,内部統制のルールに則って業務が運用されているかどうかを監査して,運用状況を把握するためのソフトである。新版では,ビジネス・プロセス設計ソフトであるBusiness Architectを用いて設計したRCM(リスク制御表)を,XMLで簡単に取り込めるようにした。従来は取り込むための手続きが煩雑だったという。

 なお,Business Architectは2006年4月に出荷した新版で,GUIベースのモデリング機能を従来のWindows版からJavaアプリケーション版へと変えてレポート出力機能を高めたほか,ビジネス・プロセスの記述にBPELを利用できるようにするなど,SOAシステムとの親和性を高めた。業務システムに存在するリスクと対応策を定義するRCMの作成機能も持つ。