写真 9月1日にボーダフォンの副社長に就任する予定の松本徹三氏(写真はクアルコムジャパン当時のもの)
写真 9月1日にボーダフォンの副社長に就任する予定の松本徹三氏(写真はクアルコムジャパン当時のもの)
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 ボーダフォン(10月1日からソフトバンクモバイル)は8月22日,米クアルコム上級副社長の松本徹三氏を執行役副社長技術統括兼CSO(最高戦略責任者)とすることを内定したと発表した(写真)。8月24日のボーダフォン取締役会での正式決定を受け,松本氏は米クアルコムを退社して9月1日からボーダフォンの業務に入る予定だ。

 松本氏の役割についてボーダフォンは「技術部門全体を統括してもらう。プロダクト担当の太田洋専務執行役プロダクト・サービス開発本部長や,技術担当の宮川潤一取締役専務執行役員CTOの上司になる」と説明している。

 就任の経緯について,ボーダフォンは「孫正義社長が『人生の最後の仕事には,日本を良くすることをすべきでしょう』とラブコールを送り,それに松本氏が応えたため」としている。松本氏はクアルコムが日本法人を設立した1998年以降,同社の代表取締役社長や代表取締役会長を経て,2006年5月からはクアルコム米国本社の上級副社長専任になっていた。