国内のコミュニティであるMomonga Projectは2006年8月14日,Fedora Core 5との互換性を重視して開発した,フリーのLinuxディストリビューション「Momonga Linux 3」(写真1)を公開した。
Momonga Linuxの特徴は,Fedora Coreと同様に先進的なソフトウエアをいち早く取り入れていること。例えば,デスクトップ画面を立体的に切り替えたり(写真2),ウインドウにさまざまな視覚効果を与えたり(写真3)できるソフトウエア(XglおよびAIGLX)を標準装備した。
統合デスクトップ環境には,KDE 3.5.4(写真4)やGNOME 2.14.2(写真5)を採用。また,Mozilla Firefoxの次期版である「Deer Park」(写真6),OpenOffice.org 2.0.3,Java 2 Standard Edition 1.5なども組み込んだ。このほかの主要なシステム・ソフトウエアのバージョンは,カーネル2.6.17,gcc-4.1.1,glibc-2.4(写真7)。