レノボ・ジャパンの代表取締役社長に就任予定の天野総太郎氏
レノボ・ジャパンの代表取締役社長に就任予定の天野総太郎氏
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 レノボ・ジャパンは8月17日、社長を交代する人事を発表した。デル出身の天野総太郎氏が8月14日付でレノボ・ジャパンに移籍し、9月1日にレノボ・ジャパンの代表取締役社長に就任する(写真)。向井宏之・現社長は代表権のない顧問へと退く。

 天野氏は1968年生まれの38歳。移籍発表の直前まで、米デルのコーポレート・ディレクター、デル日本法人のホーム&ビジネスセールス事業本部統括事業本部長、同宮崎カスタマーセンター・マネージング・ディレクターを兼務していた。

 またレノボ・グループは、アジア太平洋地域総括責任者に、デヴィッド・D・ミラー氏が9月1日に就任することを発表した。ミラー氏は直前までデル中国法人の社長を努めていた。レノボ・ジャパンの天野新社長は、ミラー氏の直属となる。

 レノボ・ジャパンは「IBMのパソコン事業を移管してから15カ月。経営基盤が整ったところで、今後のより一段の成長に向けて新たな体制にした」としている。レノボ・グループの売上高は、中国では大幅に伸びているものの、中国を除くアジア地域では米国に比べても低い伸びしか示していない。