ジャパンシステムは8月21日から、ユーザー企業のWebサイトなどの脆弱性を短期間で診断するサービス「JapanSystems-SCAN」の提供を開始する。診断期間は最長5日間で、ネットワーク診断とWebアプリケーションの診断を1つのサービスとして提供する。

 JapanSystems-SCANは、ユーザー企業のグローバルIPアドレスでアクセス可能なシステムに対して、インターネット経由で診断を実施する。ポートスキャンやネットワークスキャン、Webアプリケーションスキャンを実施し、調査結果をレポートする。対象グローバルアドレスが5つ以内、対象Webページ数が10ページ以内で価格は50万円。初年度に100ユーザーへの販売を目指している。

 ジャパンシステムは現在、新たな事業の柱として、ネットワークやセキュリティ分野のソリューション拡販に力を入れている。昨年9月には、専任のネットワークソリューション部門を新設するなど、サービス提供体制を強化してきた。今回発表したセキュリティ診断サービスの提供もその一環。

 「診断サービスをドアノック商材として、セキュリティコンサルティングやセキュリティシステムの構築案件の受注につなげる」(知場訓久社長)狙いだ。ネットワーク関連事業で、今期5億~6億円の売り上げを見込んでいる。