米Microsoftは米国時間8月15日,8月に公開したInternet Explorer(IE)用修正パッチ(セキュリティ更新プログラム)の修正版を8月22日(米国時間)までにリリースすることを明らかにした。同パッチには,IEが不正終了する問題が見つかったためである(関連記事:8月の修正パッチにIEが不正終了する問題)。

 8月9日に公開した「Internet Explorer用の累積的なセキュリティ更新プログラム (918899) (MS06-042)」の修正パッチには,IEが不正終了する問題が確認された。同パッチを適用したIEでHTTP 1.1プロトコルと圧縮を使っているWebサイトにアクセスすると,IEが不正終了してしまう。影響を受けるのは,Windows 2000 SP4およびXP SP1のIE 6 SP1のみ。

 同社ではこの問題を解消するパッチ(hotfix)を用意したものの,Webサイトでは公開せずに,サポートセンターへ問い合わせたユーザーだけに提供するとしていた。

 そして今回,同社ではこの問題を解消した「MS06-042」の修正パッチを再リリースすることを明らかにした。米国時間8月22日までに再リリースするという。再リリースされるのはIE 6 SP1用パッチのみ。通常のパッチと同様に,ダウンロードセンターやWindows Updateなどから入手できる予定である。

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