日本BEAシステムズは8月10日、ESB(エンタープライズ・サービス・バス)製品の新版「BEA AquaLogic Service Bus(ALSB)2.5J」を出荷開始した。ESB製品は、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づくシステムを構築する際に、複数のサービスを連携するためのミドルウエア。新版では「特に、管理機能と拡張性の向上に力を入れた」(鷺島淳一プリセールスエンジニア)という。

 管理機能としては、サービスを登録したり検索するためのディレクトリ・サービスであるUDDIを利用できるようにした。従来はALSBに直接サービスを登録する必要があったのを、新版では、ALSBの設定画面からUDDIに登録されたサービスを参照し、登録できるようにした。

 拡張性としては、ALSBに直接接続できるサービスを2種類追加した。BEA製のトランザクション処理モニター「Tuxedo」のAPIを持ったサービスと、RMIと呼ばれるAPIを使ったEJBコンポーネントである。

 価格は560万円(1プロセサ当たり)から。無償評価版は同社のWebサイトからダウンロードできる。