兼松コミュニケーションズ(KCS)は2006年8月11日,携帯電話やPHSの電話帳の情報漏えいを防止するサービス「KCSセキュア電話帳」を開始する。利用料は月額300円程度。

 電話帳情報をKCSのWebサーバーで管理するサービスで,ユーザーは携帯電話のWebブラウザか,iアプリから利用する。携帯電話やPHSを紛失しても,ユーザー認証できない限り電話帳にはアクセスできない。また,発信履歴には,電話番号しか残らないため,通話した相手の名前と電話番号がヒモ付きにくくなる。

 Webブラウザの場合,認証はユーザー名とパスワードで行う。電話帳ページでは「グループ」,「カナ」,「電話番号」,「50音順」で検索して電話をかけられるほか,よく電話する相手を「お気に入り」に登録しておくことができる。

 iアプリ版はWebブラウザより高機能になっている。ユーザー名,パスワードの認証のほか,指紋センサーを備えた端末では指紋認証が可能。また,電話帳のダウンロード機能を持ち,サーバーへのアクセス頻度を減らせる。紛失の際には,遠隔から電話帳を強制削除できる。