NTTドコモとKDDI,ボーダフォンの携帯電話事業者3社は2006年8月9日,電話番号を変えずに契約事業者を変更できる「番号ポータビリティ」の利用手続きを10月24日に開始すると発表した。3社のうち,KDDIは番号ポータビリティの利用手数料も同時に発表したが,そのほかの事業者は現時点で未定である。

 具体的なKDDIの手数料は,他事業者からKDDIのサービス(auとツーカー)に移行する場合の利用手数料は無料だが,2835円の契約事務手数料が必要になる。逆にKDDIから他事業者に移行する場合は2100円の利用手数料を徴収する。KDDIはこのほか9月1日に,番号ポータビリティを使って自社のサービスに移行するユーザーの先行予約サービスを開始する。このサービスの利用者には,通信料の支払いに使える2000円分のポイントを提供する。