インターネットの相互接続点(IX)やデータ・センターを運営するメディアエクスチェンジ(MEX)は8月8日,10Gビット・イーサネットによる接続サービスを開始した。対象は,同社の「東京池袋データセンター」を利用するポータル・サイトや,ストリーミング・サービス,オンライン・ゲームなどを運営する事業者だ。

 国内のデータ・センターとしては初めて,IPv4だけでなくIPv6による接続サービスを提供する。10Gビット/秒の1ポートあたりの価格はIPv4とIPv6いずれの場合も同じ。初期コストは150万円で,トラフィック量を1Gビット/秒と想定した場合の最低月額料金は300万円。それ以上のトラフィックが発生する場合は従量制課金となる。

 なお,MEXは8月10日から池袋のデータ・センターを拡張し,新たにハウジング・ルームを新設する。面積は約500平方メートルで,142基のサーバー・ラックを収容する。MEXのハウジング・ルームは,既設と併せて約2700平方メートルとなる。