SafeEnterprise Ethernet Encryptor
SafeEnterprise Ethernet Encryptor
[画像のクリックで拡大表示]

 米SafeNetの日本法人である日本セーフネットは,広域イーサネットを利用する企業などに向けて,イーサネット層という低いレイヤーでデータを暗号化するネットワーク・アプライアンス「SafeEnterprise Ethernet Encryptor」を,2006年9月1日に発売する。価格は,帯域10Mビット/秒の製品で119万8000円から。売上目標は初年度1億円,3年後に20億円。

 Ethernet Encryptorは,イーサネット層で暗号化を行う通信機器。帯域に応じて,10Mビット/秒,100Mビット/秒,1Gビット/秒の3種類の製品を用意した。データ暗号アルゴリズムはDESの後継であるAES(Advanced Encryption Standard)で,鍵長は256ビット。イーサネット層で暗号化を施すことにより,IP層以上で暗号化する場合に比べて,暗号化のオーバーヘッドと遅延を減らせるとしている。

 日本セーフネットでは「イーサネット接続サービスは通信事業者が提供する安全な光ファイバ・ネットワークである,という見方があるが,積極的にセキュリティを確保したいのであれば,企業みずからがデータ暗号化を施すべき」としている。