中央は九十九電機の鈴木社長、その左がインテルのスウィヌン社長、右側が吉田社長
中央は九十九電機の鈴木社長、その左がインテルのスウィヌン社長、右側が吉田社長
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吉田氏、スウィヌン氏の両社長が製品を手渡しした
吉田氏、スウィヌン氏の両社長が製品を手渡しした
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水木杏奈さん、由奈さんが参加した抽選会では多くの観客が集まった
水木杏奈さん、由奈さんが参加した抽選会では多くの観客が集まった
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T・ZONE. PC DIY SHOPなどでも行列ができた
T・ZONE. PC DIY SHOPなどでも行列ができた
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 インテルの新デュアルコアCPU「Core 2 Duo」が2006年8月5日に販売開始となった。東京・秋葉原では深夜0時の販売解禁に合わせて複数のパーツ販売店がカウントダウンイベントを実施。低消費電力と高性能を両立させた期待のCPUとあって、店によっては200人以上の購入者が集まる盛り上がりとなった。こうした深夜の販売イベントはこれまでWindowsの販売開始時に実施されることはあったが「CPUの深夜販売は初めて」(九十九電機)という。

 5日に発売されたCore 2 Duoは4種類。動作周波数が2.67GHzの「E6700」(実勢価格は約7万円)。2.4GHzの「E6600」(同約4万2000~4万4000円)、2.13GHzの「E6400」(同約3万円)、1.86GHzの「E6300」(同約2万5000円)。このうち最も人気を集めたのが「E6600」。下位の2モデルと比べてL2キャッシュは2倍の4MBを搭載しており、値段も手ごろだからだ。

 深夜販売を実施したパーツ店は、九十九電機のTSUKUMO eX.、T・ZONE. PC DIY SHOP、クレバリー1号店、ツートップ秋葉原本店、ドスパラ秋葉原本店など。TSUKUMO eX.では4日の夕方ごろからCPUを求める購入者が集まり始めた。午後7時過ぎには、発売直後の混乱を避けるための事前精算を開始。人気のE6600は180個を用意したが、午後10時ころには完売した。その他のCPUも含めて約200人に販売したという。カウントダウンを待つ間は、CPUのデュアルコアにちなんで双子のレースクイーンである水木杏奈さん、由奈さんが登場し、会場を盛り上げた。そのほかのパーツ店でも抽選会などを実施してお祭り気分を盛り上げていた。

 深夜0時の販売開始が近づくと、TSUKUMO eX.にはインテルの吉田和正氏とロビー・スウィヌン氏の2人の共同社長が登場。吉田社長は「1972年に初めてのCPU、81年には最初のPCが登場しました。それから25年。新しいアーキテクチャーのCPUが登場します」とあいさつ。パソコン市場を牽引してきた秋葉原での発売をきっかけとして、新しいことに挑戦していきたいと意気込みを語った。

 吉田氏、スウィヌン氏の両社長と九十九電機の鈴木淳一社長は、店舗に掲げたCore 2 Duoの広告パネルの除幕式も行った。カウントダウン後には販売開始となり、先頭に並んだ購買者にはインテルの両社長から直接製品が手渡された。

 列に並んでE6600を入手した男性は「新しいもの好きなので対応マザーボードを1週間くらい前から入手して、Core 2 Duoの発売を待っていました。Core 2 Duoのパソコンでゲームを楽しみたいですね」と満足げだった。