1階には約10種類の原理モデルを展示。実際に実験しながら原理を学ぶことができる
1階には約10種類の原理モデルを展示。実際に実験しながら原理を学ぶことができる
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3階では、入場する際にPDAを持ち入場する。体感した施設の仕組みはPDAで知ることができる
3階では、入場する際にPDAを持ち入場する。体感した施設の仕組みはPDAで知ることができる
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3階の体感施設。ITを駆使した施設が14種類用意されている
3階の体感施設。ITを駆使した施設が14種類用意されている
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3階にある、素数を学べるエアホッケー。素数以外をはじいて点数を競う
3階にある、素数を学べるエアホッケー。素数以外をはじいて点数を競う
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 松下電器産業は、子供たちに実験や仕組みなどを通じて理科や算数に興味を持ってもらうための施設「リスーピア」を、東京有明にある「パナソニックセンター東京」内に開設した。施設の広さは約1322平方メートル(400坪)。一般公開は8月5日からで、小中学生は無料で利用できる。

 施設は1階と3階にあり、1階には実験しながら学べる展示施設がある。展示施設には、ボールを使ってパラボラアンテナの仕組みを学べたり、ペットボトルを使って空気の圧力による熱の発生を確認できる器具など約10種類の原理モデルを用意。実際に触れたり、動かしながら原理を体験できる。

 3階にはITを駆使した体感施設を用意。14種類の体感施設があり、磁石の仕組みや色の作り方などを体感できる。こちらも自分で操作したり器具を動かしながら原理や法則などを知ることができる。

 3階では、入り口で用意されたPDAを各自が持って入場する。1つ体感施設を終了すると、遊んだ施設に用意されているセンサーにPDAを近づける。すると、それぞれの体感施設がどのような原理や仕組みで動いているのかを解説したデータをPDAで再生しながら学べる。

 松下電器産業は「算数を展示するのはなかなか難しいが、その面白さや不思議さを子供たちに伝えていきたい」と話しており、夏休みは親子連れでにぎわいそうだ。