PHS事業者のウィルコムは2006年8月1日,「次世代PHSシステム」の実証実験を行うために,総務省から無線局の実験免許を取得したと発表した。総務省が無線ブロードバンド(高速大容量)サービス用に割り当てる予定の2.5GHz帯の周波数を使って,8月上旬から1年間をメドに,東京都港区など2カ所で次世代PHSシステムの性能評価を行う。

 ウィルコムが開発する次世代PHSシステムでは,変調方式にOFDM(直交周波数分割多重)方式や新型アンテナなどを使い,上下方向とも20Mb/s程度の伝送速度を実現することを目指す。