野村総合研究所(NRI)は8月1日、オープンソース・ソフトウエア(OSS)を利用してシステムを構築するベンダー向けに、パートナ・プログラムを開始すると発表した。
 
 ベンダーは自社が販売するハードウエアやOSに、NRIのOSSのサポート・サービス「OpenStandia」を組み合わせて提供する。窓口となるベンダーがハードウエアやOSへのサポート・サービスを提供し、NRIは後方からOSSのミドルウエアなどへのサポートを提供する。ユーザー企業にとっては、ハードからOS、OSSのミドルウエアまで一括したサポートを受けられるメリットがある。

 現在のパートナ企業は、サン・マイクロシステムズとデル、日本SGI、日本ヒューレット・パッカード、PFU、ミラクル・リナックスの6社。「今年中に15社まで増やしたい」(NRI広報部)という。

 NRIはこれまで、JBossやStruts、MySQLなどのOSSを組み合わせて信頼性の高いシステムを構築するための開発基盤を「OpenStandia」と呼んでいたが、今後はOSSの開発基盤およびサポート・サービスの総称とする。