侵入検知ソフト「Snort」のシグネチャやセキュリティ情報を提供しているBleeding Snort teamは米国時間7月31日,同チームが取得していたドメイン名「bleedingsnort.org」が期限切れになって,第三者に取得されたことを明らかにした。現在では,悪質なプログラムを配布するサイトになっている模様。同チームでは,bleedingsnort.orgにはアクセスしないよう注意を呼びかけている。

 以前から,Bleeding Snort teamの公式サイトは「bleedingsnort.com」である。ただし,「com」の代わりに「org」と入力するユーザーのために,bleedingsnort.orgのドメインも保有していた。

 そのbleedingsnort.orgの期限が7月27日に切れ,期限切れと同時に第三者によって取得されてしまった。現在では,Bleeding Snort teamとは全く無関係の,怪しいプログラムをダウンロードさせようとするサイトになっている。このためBleeding Snort teamでは,bleedingsnort.comにアクセスするよう呼びかけている。

 ドメインの期限切れを狙って,サイトを事実上乗っ取ろうとするケースは後を絶たない(関連記事:「知らない間にサイトが“乗っ取られる”」,ドメイン名の期限切れに注意)。管理者は十分注意したい。

【8月2日訂正】「org」および「bleedingsnort.org」と記述すべきところを,「net」および「bleedingsnort.net」と誤って記述している個所がありました。訂正してお詫びいたします。【以上,8月2日訂正】

Bleeding Snort teamの情報