大賞の「小槌」
大賞の「小槌」
[画像のクリックで拡大表示]
グットユーザインターフェース賞の「おでかけマペタ」
グットユーザインターフェース賞の「おでかけマペタ」
[画像のクリックで拡大表示]

 ドリコムは7月31日,Ruby on Railsを利用したアプリケーションのコンテスト「Drecom Award on Rails」の審査結果を発表した。大賞はWeb家計簿アプリケーション「小槌」。作者の大場寧子氏には賞金100万円が贈られる。

 Ruby on Railsはオープンソースのオブジェクト指向言語Rubyで記述されたWebアプリケーション・フレームワークで,生産性の高さなどが特徴。ドリコムはBtoCサービスの標準フレームワークとしてRuby on Railsを採用しており,Railsの普及などを目的としてコンテストを開催した。審査員はRubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏ら。一般投票と審査員による審査で受賞作品が選ばれた。

 大賞に選ばれた小槌の特徴はユーザー間連携機能。「例えば『夫』『妻』『家計』の3種類の資産を区別して管理したい場合,貸借,立替,贈与などのユーザー間のお金のやりとりを自動連携できる」(大場寧子氏)。また残高記入から不明金を常に動的に計算するほか,クレジットカード精算や会社の経費立替の消込も行える。「RubyもRailsも初めて使ってみた」(大場氏)という。

 受賞作品は以下の通り。

・大賞 「小槌」(作者:大場寧子氏)
・ユニーク賞 「えんかいぶちょーパンダさん」(作者:やす65氏)
・グットユーザインターフェース賞 「おでかけマペタ」(作者:ジュンヤ氏)
・技術賞 「Phoenix」(作者:kato氏)
・審査員賞(paperboy&co. 代表取締役社長 家入一真氏/「百式」管理人 田口元氏) 「Flot」(作者:akahige氏)
・審査員賞(グリー 取締役最高技術責任者 藤本真樹氏) 「おでかけマペタ」(作者:ジュンヤ氏)
・審査員賞(ネットワーク応用通信研究所 特別研究員 まつもとゆきひろ氏) 「小槌」(作者:大場寧子氏)
・ドリコム賞 「トラックバッカーズ」(作者:Ryu氏)

◎関連資料
Drecom Award on Rails 審査結果および参加作品のデモおよび審査結果