写真 FUSION フォンP'(ピース)で利用するソフトフォン。 
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 フュージョン・コミュニケーションズは7月31日,ソニーコミュニケーションネットワークと提携し,個人向けIP電話のトライアル・サービス「FUSION フォンP'(ピース)」を提供すると発表した。特徴は,インターネットに接続できる環境であれば,ユーザーが契約しているインターネット接続事業者(プロバイダ)に関係なく,どこにいても050番号による発着信ができること。サービス開始は8月1日から。商用化は2007年前半を予定する。

 ユーザーは,ソニーコミュニケーションネットワークが同社の会員向けに提供するIP電話サービス「So-net フォンP'」と同じソフトフォン(写真)を利用する。一般加入電話網とは,フュージョン・コミュニケーションズの転送ゲートウエイと,So-netのSIP(session initiation protocol)サーバーを介して発着信する。最大4人までのテレビ電話やチャットを利用できるほか,ソフトフォンを起動していないときにかかってきた通話を携帯電話や固定電話に転送することが可能である。

 トライアル期間中は初期費用と月額基本料が無料。通話料は一般加入電話あてが全国一律3分8.4円,携帯電話あてが1分16.8円,PHSあてが1分12.6円(1通話ごとに10.5円を加算)など。ソフトフォンからフュージョン・コミュニケーションズのVoIP基盤を利用するIP電話あてと,FUSION フォンP'のユーザー同士は,通話料は無料。