ボーダフォンは7月28日,プリペイド式携帯電話サービス「ボーダフォンプリペイドサービス」と「Pj」(東海エリアのみ)の通話料を9月1日から改定すると発表した。

 現行料金は,ボーダフォンプリペイドサービスが1分60円,PjのPjゴールドが1分60円,Pjスタンダードが1分80円の1分単位の課金だった。これを,1秒2円の1秒単位の課金に改定する。1分間当たりの通話料は値上げとなるが,「従来は1分単位で課金していたので,通話が短い場合は事実上値下げになる場合がある」(ボーダフォン)と説明する。

 さらに,登録した残高の使用期限60日を超えても,電話やスカイメールの着信,ロングメールの着信通知を受けられる「電話番号有効期限」を延長。従来の180日から360日に改定する。これにより,登録翌日から420日間は追加登録なしで着信可能になる。ボーダフォンは「電話番号有効期限を延長することで,もう一回登録して貰える可能性を増やすことが狙い」としている。

 同時に,電話番号案内の利用料を9月1日から値上げすると発表した。現行料金は,請求締日翌日から翌月の請求締日までで,1件目は31.5円,2件目以降は1件当たり63円。改定後は,一律で1件当たり105円とする。なお,目や上肢などが不自由なユーザーは引き続き無料。

 ボーダフォンは,値上げの理由を「従来の料金では採算が取れていなかったため」としている。